Qiaolin Wang, Hongyi Xiang, Sishu Guan, et al / Daily Mail
中国のある研究チームが、生まれて3ヵ月も経たない子豚を動員して自動車衝突実験をしたという事実が明らかになり、波紋が広がっています。
英紙デイリーメールやインディペンデントなどの外信は1日(現地時間)、中国交通医学研究所が子豚を連れて自動車衝突実験を行ったと報道しました。
問題の実験に投入された子豚は、24時間は何も食べられないのは勿論、6時間動物の水分を摂取できなかったそうです。
子豚はチャイルドシートのシートベルトに縛られたまま、時速50キロの速度で壁にぶつからなければならなかったのですが。 15匹のうち7匹は死亡し、8匹は出血や骨折などの怪我をしました。
Qiaolin Wang, Hongyi Xiang, Sishu Guan, et al / Daily Mail
実際、豚の死体を解剖した結果、肺は勿論脊椎、肝臓などに深刻な損傷を受けなければなりませんでした。 いったい誰のための実験なのでしょうか。 本当に残酷で残酷です。
研究陣は、子豚が解剖学的に6歳の子どもと同一の体躯を持っているため、子ども用のシートベルト開発のために倫理委員会の承認を得て実験を行ったという立場です。
しかし、動物圏団体は、いくら人間のための製品開発のために実験したとしても正当化できないと動物実験を中断することを重ねて促しました。
世界的な動物保護団体"ペタ(PETA)"は、"残酷かつ正当化できない実験だ"とし、これは厳然たる野蛮な行為であることを強調し、"命だけが犠牲になった意味のない実験だ"と強く批判しました。