"半熟イカを食べた女性が子イカを妊娠しました" 外信報道に対する真実

BY アニマルプラネットランドチーム
2020年 05月 30日

애니멀플래닛イメージ / pixabay


皆さん、もしかして韓国·ソウルに住むある60代の女性が半熟するイカを食べてから、口の中でイカが受精されて孵化したという記事は聞いたことありますか?


時点は今から7年前の2012年にさかのぼります。


当時、英国の日刊デイリーメールなど海外の主要外信は、韓国女性の口からイカが発見されたと報道しました。


オンラインを基盤とする韓国内の一部メディアは、デイリーメールなどを引用して報道し、大きな衝撃を与えました。


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半熟イカを食べた女性の口の中で修正されたのも衝撃だったが、実は韓国で起きたことだと報道されたからです。


その当時報道された内容によると、60代の女性は半熟イカ料理を食べて口から刺すような痛みを感じ、病院検診を受けたそうです。


検診を行っていた医療陣は、女性の口の中から12匹のイカを見つけて驚いたそうです。 実は、女性が食べたイカの子だったという内容でした。


女性の口からイカの赤ちゃんが見つかった理由は、女性が半熟イカの内臓を取り除かずに食べていて、イカの精子嚢(Sperm sacks)を食べたためだと伝えられました。


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口の中で精子嚢が破裂し、イカの卵が口の中の隅々に浸透して孵化したということです。 簡単に言うと、口蓋と歯ぐき、歯の間などにくっついて体外受精されているということですが。


デイリーメールをはじめ海外の主要外信は、"ある女性がイカを口の中で妊娠した(Woman becomes PREGNANT in the mouth)"と大書特筆しました。


それでは、本当に韓国で起きたことなのでしょうね。 韓国の京郷新聞は、その年に報道された子イカ妊娠について、"事実関係、だからファクトチェックをしてみた"と報道しました。


2012年に報道された京郷(キョンヒャン)新聞の記事によりますと、英国の日刊デイリーメールが報じた子イカ妊娠の原出所は、米メリーランド州にある国立生命技術情報センターが発刊する科学論文雑誌だったと述べました。


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科学論文雑誌に掲載された論文のタイトルを翻訳すると寄生虫のように見えるイカの精嚢による口腔粘膜侵入:ある韓国女性の事例報告"だと説明しました。


つまり、公開された資料のどこにもデイリーメールが報じた"イカを口の中に妊娠した"という言葉はどこにもなかったそうです。


京郷新聞は論文の主著者教授を調べた結果、2008年2月、江南(カンナム)のある病院で起きたことです。


ただ、子イカというより、精子一つ一つが口の中に埋め込まれていたということですが。


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言い換えれば、子イカが見つかったのではなく、イカの精子が見つかったのであり、ひょっとして寄生虫か検査をしてみたところ、寄生虫ではないという結論を下した事例だということです。


専門家たちはイカを生かさないまま食べる場合は、必ず内臓をきれいに除去しなければならないとアドバイスしました。


また、内臓を食べる時も、完全に煮てこそ健康を守ることができるとお願いしたのですが。


皆さん、子イカの妊娠ではなく精子であることが明らかになりましたが、イカを召し上がる時にきれいに洗わなければならないこと、忘れないでください!