猫にひっかいただけなのに痛みを感じて病院に行ったら"勃起不全"と診断された20代の男性

BY アニマルプラネットランドチーム
2020年 05月 11日

애니멀플래닛イメージ / (左) USA Today, (右) pixabay


家で猫を飼っている飼い主さん達の中で、男性の方達なら特にこの文を几帳面に読んでみるべきだと思います。


猫にひっかいたベルギー出身の20代の男性が、ある日から勃起していないことが実際に起こったのです。


体に何が起こったので健康な20代の男性が猫に引っかかれて勃起していないのでしょうか。 本当に衝撃的です。


イギリス日刊"ザ·サン"は3年前の2017年、猫に引っ掻かれた後、勃起せずに病院を訪れた20代男性の話を紹介したことがありました。


当時のお便りはこうです。 ベルギー出身で当時23歳だった男性は、いつもと違って睾丸に痛みを感じました。


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泣き面に蜂で勃起までできず、急いで病院に行ったそうです。


正確な原因が分からず混乱していた男性は、ひょっとして自分が数日前、家で飼っている猫から引っかかれたことを医師に話しました。


医師は男性の話を聞いて、彼が"猫ひっかき病(Cat Scratch Disease、CSD)"と診断し、抗生剤を投与しました。


"猫ひっかき病"がいったい何だったので、健康な20代の青年がいつもと違って勃起になったのでしょうか。


"猫搔病"とも呼ばれる"猫ひっかき病"は、猫がノミに噛まれて感染する"バルトネラ·ヘルセラエ"というバクテリアのために発生するそうです。


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"バルトネラ·ヘルセラエ"バクテリアに感染した猫が人を引っ掻いたり傷ついた皮膚をなめると、人にバクテリアが伝染します。


問題はこのバクテリアが人にはかなり致命的だということです。


短くて3日から長くて2週間程度の潜伏期を経て、発熱や頭痛、極度の疲労感、食欲不振などの症状が出ます。


ひどい場合は、脳や心臓、眼球などにも感染して合併症を起こし、死亡に至ることもあるそうです。 それこそ恐ろしいバクテリアです。


まれですが、口、目、泌尿器などの症状も見られるそうです。 勃起不全の20代のベルギー出身の男性が、まさにそのまれなケースといえるでしょう。

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一般的に"猫ひっかき病"は大きな治療を受けずに回復し、高齢者は抗生剤を使用できるそうです。


普段から免疫疾患を患っていたり、お年寄りは気をつける必要があるのですが。 猫がひっかいても傷がつきにくいように、普段から爪の手入れをするのがベストです。


また、傷を流れる水に石鹸ですぐに洗って消毒すると、バクテリア菌に感染して'猫のひっかき病'を患う場合を減らすことができるんですが。


では、その後勃起不全になった20代の男性はどうなったのでしょうか? 幸いなことに抗生物質を投与されて元通りになったことが知られています。


猫が可愛いと苦笑いしてくださる時は、念のため噛まれないように努力することが必要ですね。